初心者Webデザイナーにおすすめ『Webデザイン良質見本帳』

業種別デザインパターンや配色パターンを調べる時にWebデザイナーのデスクからちょくちょく拝借していた本を読了。
目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集
という、サブタイトルがついてる『Webデザイン良質見本帳』というこの本は、単なるアイデア集の本というだけでなく、デジハリ(デジタルハリウッドSTUDIO)の講師をつとめる久保田涼子さんが受講生から悩み、知りたいことなどをヒアリングし、基礎知識、最新のトレンドを盛り込み、Webデザイナー初心者向けに実務のお供として使える本になっています。
アイデア集としても後述のように様々な視点からWebデザインのパターンが掲載されています。
Webデザイン良質見本帳 目的別に探せて、すぐに使えるアイデア集
様々な視点から見るWebデザインパターン
「Webデザインの基礎知識」の章から始まり、その後はあらゆる角度から見たデザインパターンの章が続きます。
- 印象から考えるデザイン
- 配色から考えるデザイン
- 業種・ジャンルから考えるデザイン
- レイアウトや構図から考えるデザイン
- 素材・フォント・プログラムを使ったデザイン
- トレンドのデザイン
- パーツ別デザイン
実務的なコラム
章の最後のページはコラムになっており、このコラムが実際の実務で使っている仕様やサービスについて書かれており見逃せません。
- MUUUUU.ORGやピンタレストなどWebデザインの参考サイト
- 写真ACなどのロイヤリティ・フリー(無料素材)サイトの紹介
- WebフォントアイコンサイトFont Awesomeの紹介と導入方法
- 素早くコードを生成する配色CSSジェネレーター
- WordPressでよく使うプラグイン
- Web制作の端的なワークフロー
総 評
Webデザイナーとして実際の現場で必要な最新の知識や手法などが網羅されている印象を受けました。
個人的に物足りなさを感じたのは、デザイナーとしてデザインを創造するにあたり、細部まで意味を持たせなければなりませんので、「パーツ別デザイン」などで、そのパーツがユーザーに対してどのような心理作用の効果があるのかの説明が一文でも添えてあったらよかったと思いました。
日進月歩のWeb制作業界なので今後色あせてくる情報もあるかと思いますが、2018年の現時点で有用な本だと思います。
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