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デザインのテクニックやセンスにも影響を与えるおすすめ書籍8冊

| Web制作のこと
テクニックやセンスにも影響を与えるおすすめのデザイン本8冊

自分のデザインを輝かせるために「デザイン集」「技術書」といった書籍を読んで、デザインパターン、配色の知識やトンマナ、タイポグラフィといった「デザイン力」、IllustratorやPhotoshop、HTMLやCSSなどの「ソフトスキル」に、より磨きをかけていくことと思います。

 

ですが、どうせ読書の価値に気づいているデザイナーなら、遅かれ早かれ「なにのためのデザインなのか」「どんなデザイナーが求められているのか」といった、いわゆる「思考系の読み物」を通して、デザインのエッセンスやトレンドを収集して心に刷り込んでおくことにより、デザインパターンの感じ方に変化をもたらし、スキルセットの優先度の見極めにも役立ち、より効率よく「人間に響くデザイン」を生むことができるのではないかと考えています。

 

今回、Webデザイナー、グラフィックデザイナーどちらが読んでもきっと役に立つ、おすすめの思考系のデザイン本を8冊ピックアップしました。

 

 

デザイン思考が世界を変える

 


デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

著者であり、世界的に有名なデザインコンサル会社IDEO(アイディオ)のティム・ブラウンが提唱したデザイン思考のことを知りたいのならこの本が絶対おすすめです。

「コップ」をデザインするのではなく、「コップで飲む」をデザインする概念を理解することで、デザインと人間の相関性を確認できます。

僕はこの一冊で、UXデザインとマーケティングに重要性を感じ、Web制作・Webデザインの考え方が180度変わりました。

 

 

デザインの次に来るもの これからの商品は「意味」を考える

 


デザインの次に来るもの これからの商品は「意味」を考える

 

国内外の零細・中小企業にとってHCD(人間中心設計)を実施できるほど予算とリソースに体力を使うのは難しい状況なのが実情。

よって「デザイン思考はあらゆる企業に万能ではない」ことを挙げ、対応策として「意味のイノベーション」をロベルト・ベルガンティは提唱しています。

それらを考えるうえで必要な、バウハウスから近年までのデザイン・デザイナーの変遷も辿れるので、自分の職業のルーツも端的に探求できます。

 

 

デザインの伝えかた

 


デザインの伝え方

 

自分の仕事(デザイン)をしていくうえで、切っても切れない利害関係者たち。

クライアント(担当者)、クライアント(決裁者)、PM、営業、設計、プランナー、エンジニア。プロジェクトに関わるあらゆるステークホルダーはみんなノンデザイナー

そういった人たちからデザインの意見をもらったとき、ゴリ押しするのではなく、見下すのではなく、悩むのではなく、あきらめるのではなく、自分のデザインをどう伝えるかをデザインする本

クライアントは、なぜそのデザインにしたのかなんて話には興味がない。クライアントが本当に知りたいのは、なぜそのデザインにしたら問題を解決できるか。なのです。

クライアントにデザインを伝えなければいけないのは、なにもデザイナーだけではありません。

同じプロジェクトメンバーであるデザイナーが懸命に作り上げたデザインに合意した営業、ディレクター、プロデューサー、マネージャーという立場の人たちにもある程度は必要なスキル。

 

 

情報デザイン入門―インターネット時代の表現術

 


情報デザイン入門―インターネット時代の表現術 (平凡社新書)

 

かれこれ17年も前に出版された本ですが、この頃すでにスマートフォンやスマートスピーカーの登場を予期している予言書。

しかし、この本はテクノロジー系の本というより、いま読み返しても現代に通じるナレッジがつまった、れっきとしたデザインの本。

人間は普段の生活の中で、知らず知らずのうちに多くの情報デザインに触れており、身近なところでいったら天気予報にも情報デザインが施されています。

大切なのはコンテンツ(内容)ではなくコンテキスト(文脈)であり、身体で接することができる自然なインタラクションこそ、人間にとってもっとも好ましいデザインなのだと学びました。

つまり、最近のリクルーティング市場でマーケティングやユーザーエクスペリエンスを理解しているデザイナーが引っ張りだこなのが納得できます。

事例もとてもわかりやすい。

 

 

マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部

 


マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部

 

スマートフォンの充電時に現在何%なのか表示されているかいないかで、利用者にとってどちらが不安な体験なのかは言うまでもないと思います(そんなスマホはありませんが)。

マイクロインタラクションとは、デザインとユーザーの間に発生する小さなコミュニケーションのこと。

けっしてUIデザインの領域だけの話ではなく、パッケージデザインや店頭什器のデザインにもその効果は発揮できるはず。

「ECサイトは実店舗から学べ」という有名な話もありますが、たまには別の分野のデザイン領域をのぞいてみると、応用できることがたくさんあることに気づかされます。

最終的に実るものが異なる畑であっても、耕すための肥料は同じ「デザイン」です。

 

 

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

 


誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

 

店頭で数種類の化粧品サンプルを使用したあと、サンプルをなぜ同じ場所に戻せないのか?なぜ、サンプルを選ぶのに時間がかかるのか?なぜ、そのサンプルは使いにくいのか?

それを著者のドナルド・A. ノーマンは「デザインが悪いからだよ!」とバッサリ言い切っています。

認知科学の側面から考えるデザイン、そしてデザインに対して責任感が芽生える一冊。

前述の『マイクロインタラクション』もノーマンおすすめの書籍。

 

HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由

 


HELLO WORLD 「デザイン」が私たちに必要な理由

 

デザイナー自身が、「自分はどんなタイプのデザイナーなのか」をちょっとでも考えたことがある人は読んだ方がいいかもしれません。

読み終えたあと、「なんてくだらないことを考えていたんだ」と思えるようになれば、この本を買った価値があります。

副題にもある「デザインが私たちに必要な理由」の意味がわかったとき、デザイナーとしてあらためて世界にコンニチハ!と、言いたくなるかも。

 

 

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

 


クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

 

表現力が前提の話だと思いますが、ノンデザイナーがデザイナー職よりも素早く良いモノ(コト)をデザインしたり、革新的なアイデアを創出する場合があります。

普段なにを見てなにを感じているかどんな行動をとるかで、自然とクリエイティブな身体となり、イノベーションの創出も促進されるはず。

デザイナーという肩書きでなくとも、クリエイティブな組織に属している人ならノンデザイナーであってもこういった体質になることはチーム、組織にとって大きな資源になると思います。

けっきょく、思考の停滞をふせいだり、プライベート学習や自主研究というのは本人の「やる気」が大きく関わってくると思いますので、この本はその「やる気」にもつながる行動喚起の作用もあります。

著者は、一番目に紹介した『デザイン思考が世界を変える』のティム・ブラウンが参画しているIDEO(アイディオ)のデイヴィッド・ケリーと、トム・ケリー。

分厚いけど、いちばん気楽に読める本。

 

総 評

 

WebデザイナーとしてWeb制作チームに参画していた時期は、小手先のテクニックやセンスよりも、デザインをしていくうえで自分にとって何が正しい行動と思考なのかを悩んでいたことの方が深刻な問題でした。

 

その時に上記の書籍に巡り合ったことで不透明だった部分を解消でき、必要以上の知見と視野も広げられ、キャリアプランのロードマップも立てられるようになったのは大きな収穫となりました。

 

また、デザイナーを女房役として頼っているPMやディレクターにとっても、これらの書籍でのデザイン探究によってデザイナーとの適切な接し方、正しい導き方、評価のしかた、一緒に作り上げる成果物の精度にもフィードバックすることができると思います。

そういった意味では、3番目に紹介した『デザインの伝え方』は、マネジメント層にもおすすめです。

さらに、ここまで紹介してきた書籍はほんの一部に過ぎませんが、この8冊からでも近年のデザイン・ビジネスに対してもっと深掘りするきっかけにもなり、デザイナーとの信頼関係も深めることができます。

 

学校では教えてくれないデザインのエッセンスや、入社した会社によってはデザイナーに対しての価値観が異なり、組織が求める要望のギャップや、ナレッジの共有不足は多々あります。

 

デザイナーという自身のキャリアを向上させていくために、学校や会社に頼らず補完する方法のひとつとして、こういった本からインプットしていくことを習慣化するのはとても大事なこと。

 

人間が接するモノやコトをデザインするには、テクニックだけではないし、センスを発揮するにも知識がともなうので、これらの書籍からデザインを体系的に学ぶことにより、現場での手と頭の動かし方に影響を与え、いずれ、組織デザインの開発にも携われるようなデザイナーも目指せるようになると思います。

 

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